2012年10月25日木曜日

ビル・ゲイツ氏、Windows8を語る



先日、Microsoftの共同創設者で会長を務めるビル・ゲイツ氏が「Windows8」に対する感想を述べたそうです。

こちらではビル・ゲイツ氏は絶賛し、非常に常用な製品であると述べていますが・・・。
Windows8と言えば、一部のPCゲーム開発者から非難されていました。(これまでオープンプラットフォームとして、周知されていたWindowsにこれから「Microsoftの認証」が必要になることに対する反発のようです。)
 (参考URLhttp://www.4gamer.net/games/036/G003691/20121020008/)
私としては、ここに対するコメントが非常に気になっていましたが、残念ながら特にコメントをされていないようです。

他にも、ユーザーインターフェースがタブレットを意識しすぎていて、マウスでは使いづらいといった体験版を使用した一般ユーザーからの声もありました。

以前より、タブレットを大きく意識したOSになるというのは聞いておりましたが、様々なユーザーが良くも悪くもタブレット型PCに近いユーザーインターフェースだと言っていることから事実なのでしょう。気になるところとして、デスクトップやノートPCで満足いくような操作感を得られるのでしょうか。
タッチパネルならではの良さがマウス操作の中でしっかり機能するのかどうかが焦点になりそうです。

2012年10月18日木曜日

インディーズゲームセミナー



先日、特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)様が運営する京都太秦クリエーター支援拠点にて「インディーズゲームセミナー」が行われました。
その中で弊社広報担当がメインスピーチをさせて頂きました。
タイトルは「個人発ゲームが国境を越えるとき」。

日本国内ではインディーズゲームというと、ピンとこない方も多いとは思いますが、国外では知名度今後もインディーズゲームを後押し、多くの方々に目を向けて頂ければと思います。


▽インディーズゲームセミナー公式サイト

2012年10月12日金曜日

ノーベル賞



今話題と言えば、ノーベル賞ですね。
先日iPS細胞を開発した京都大学の山中伸弥教授と英ケンブリッジ大学のジョン・ガードン教授がノーベル医学・生理学賞を受賞しました。
こちらの記事によると、研究はまだ安全性評価の段階で実際に患者に使われたケースはなく、極めて異例のスピード受賞とのことです。

http://sankei.jp.msn.com/science/news/121008/scn12100819050009-n1.htm

このiPS細胞、あらゆる細胞に分化する能力を持ち、神経や肝臓、心臓などを作製することができるそうです。これによって病気や事故などで機能を失っても、移植することが可能になるのだとか。また、難病などの治療にも役に立つ可能性も十分にあるそうです。

これは驚くべき研究であるとともに可能性を感じる研究ではありますが、技術が発達するとともに倫理的な問題も出てきてしまいそうな気がします。
とは言っても、今はその部分を懸念しても仕方がないでしょうし、まずは研究がどんどん進んでいくと良いですね。

2012年10月9日火曜日

GREE号、後悔のない航海を!!!



先月、東京ゲームショーの会場で、GREE社のブースを取り囲む美しいコンパニオン達に目をやりながら、ここ数年の日本のゲーム業界について考えていた。そういえば、海外のゲーム記者に「TGSで一番見るべきものはコンパニオンだ」と、冗談で言われたこともあったなと思いつつ、日本のゲームの国際化に人生を捧げる私は、日本のゲーム業界について考える度に、どうしても"今の日本のゲームを海外に持って行けるか"という見地から考えてしまう。

海外でのゲーム展開は、海外旅行に例えることができる。旅行者のタイプも星の数ほどあり、例えば、バックパッカーがいる。彼らは10代~20代が多く、お金は持っていない。ゲーム業界で言うところのバックパッカーたちは、ほとんどお金をかけずにゲームをつくり、できれば1円も使わないで海外展開を狙うのだ。もう少し上のランクになると、旅行好きのOLさんたちになるだろうか。バックパッカーたちと違い、彼女たちはガイドブックを隅から隅まで読んで、友人同士で協力し合いながら企画を十分に練り込み、一分一秒ともムダにしない旅行計画をつくり上げる。これは少人数のゲーム開発スタジオの海外展開に良く似ている。海外展開について非常に慎重に考え、考え抜き、そして限られたバジェットの中でできるだけ多くの見返りが生まれるように努力する。他には、リスクを減らすために共同でゲームを開発する会社のような、さながら仲のいい家族同士で旅行するスタイル、また死ぬまでにできるだけ広い世界を見たい!というような退職後の夫婦のような海外展開もあったりする。そして、もちろん、海外に別荘を持ち、自由に日本と世界を往来できる富豪の海外展開だってある。

いずれのスタイルにせよ、とにかく海外に行く事によって必ず「何か」を得られると私は思う。やはり海外はある意味“異次元”であり、国内では決してできない何かが体験ができる。もちろんゲーム開発企業にとってもそうだ。売上げを一気に引き延ばす「可能性」だってある。残念ながら保証ではなく可能性でしかないが、然るべきステップをとれば、ある程度の見返りを得ることもできるだろう。日本のゲームメーカーは押し並べて優秀であるし、これからも中国をはじめとするアジア圏の未開拓市場に挑み、うんざりするほど儲けていただきたいと思う。

ただ、ここ一年の間に、かつてなかったような旅行者が現れた。それは、「皆が行ってるから、俺も行く」というタイプだ。以前、酒の席で日本人の飲み仲間から、こんな話を聞いたことがある。

ある船で火災が発生した。船長は、乗客をスムーズに海へ飛び込ませるために、世界各国の乗客にこのように呼びかけた。

イギリス人には 「紳士はこういうときに飛び込むものです」
ドイツ人には 「規則では海に飛び込むことになっています」
イタリア人には 「さっき美女が飛び込みました」
アメリカ人には 「海に飛び込んだらヒーローになれますよ」
ロシア人には 「ウオッカのビンが流されてしまいましたよ」
フランス人には 「海に飛び込まないでください」
北朝鮮人には「将軍様が飛び込めと仰っています」

そして、日本人。「みんなもう飛び込みましたよ」

もちろん、これはただの冗談だが、最近、GREEに誘われただけで、海に鮫がいるかどうかさえ確認する前に飛び込んでしまっている方がいるのではないかと思えてならない。
最終的に飛び込むかどうかは企業それぞれが決定することなので、飛び込む本人に責任がないわけではない。ただし、海には鮫以外にも危険はたくさんあり、そのすべてを認知するのはさすがに難しい。しかし、船を出す方はすべての危険性を知った上で、お客さんを招待しなければならない。自ら航海するなら話は別だが、開発会社を積極的に誘って、海外展開を促しているGREE号には、少なくとも安全な航海を確保する義務がある。

にも関わらず、どう見ても「売れるはずのない」多くのゲームは、誘われて、貴重な費用や時間を費やされて海外に出てしまっているようにも思える。「みんなもう飛び込みましたよ」と呼びかけられて。(それなら、ウオッカのビンを追いかけて飛び込むロシア人の方が、まだロマンがあっていい。)

もちろん、乗り込んだそのタイトルが売れる売れないの法的責任は、GREE号にない。ただ、道徳的責任はあるのではないだろうかと思う。これまで主流だった和製豪華客船のソニーと任天堂は、長年に渡り日本のゲーム企業に沢山の利益をもたらしてきただけではなく、数々の優れた発明を世の中に送り出してきたことでゲーム文化そのものを進化させてきた。客観的に見て、GREEには凄まじいユーザ数がおり、今やソニーや任天堂に劣らぬ超豪華客船であり、ゲーム業界においてその影響力は計り知れないものであり、大きな役割を担わざるを得ない立ち位置にある。

GREEは、プラットフォームとしての価値を高めていくことが必要だろう。ただ海外へ作品を発表できる以上の価値を提供しなくてはならない。そのためには、ソーシャルゲームのショーケースたるGREEから、ソーシャルゲームの中心であるべきプラットフォームへと進化していかなくてはならないだろう。また、友だちが集まってプレイすれば有利になるということ以上の、人と人とがインターネットを介してつながってゲームをプレイすることの喜び、楽しさを、ぜひ見い出していただきたい。当初のSNSを主流としていた頃の経験と実績を生かす時が来ているのかもしれない。

GREE号にすでに乗り込んだ数多くのディベロッパーには、航海が必ず成功するように発想力をもって世界に挑んでほしいと思う。日本のゲーム業界の先駆者達は、乏しい資金力で凄い商品を世界に送り出してきた。世の中をアッと言わせるような、誰も経験した事がないような「何か」を、世界へと発信していってほしい。

ぜひ来年のブースでは、美女ではなく、作品で我々を驚かせていただきたい。