2012年6月15日金曜日

Modはあり?


さて、今回はModはあった方が良いかどうかという部分について触れると書きましたが、その前にModの悪い部分に簡単に触れておきましょう。
これまでの記事で考えると、Modの良い部分を特に押してきましたが、全てが全て良いというわけではもちろんありません。
例えば、Modがあることで新作が思うように売れないということがあります。実際に売上を大きく下げるといった動きがあるわけではありませんが、Modがあまりにもよく出来ているため、続編を発売日に買わずとも次にセールが来るまで待とう、と考えてしまう人達もいるようです。
また、『DOOM』や『Half-Life』が作ってきた文化により、 Modという拡張要素が入っていることが前提で考える人も少なくないので、Modが入ってないこと自体に不満を覚える人もいます。特にPCゲームというと『Modありき』な印象があるため、Modの作成の可否以前に、Modがないというだけで良い印象を与えない可能性があります。
さらにはModは導入に手間取ることがあります。例えModフレンドリーとは言っても、改造の仕方によって通常の導入方法とは異なる場合もあり、競合などの問題も考えるとどうしても、改造を知らない人にとっては敷居が高く感じてしまいます。
また、他言語に切り替えるModというものも存在しますが、これは法的に違法になる可能性があります。深くは言及しませんが著作権など様々な問題があります。現状としては黙認されているのかもしれませんが、法的な問題が絡んでくる可能性が十分にあります。

では、まとめとして、これまで挙げてきたModのメリットとデメリットについて考えてみましょう。
Modのメリットとデメリット
★メリット
・ゲーム一本としてではなく様々なゲームをプレイできるツールとして広めることができる
・作品の評価がやや悪い場合でも、評価を上げることができる(場合もある)
Modの豊富さが話題になる可能性がある。
Modによって売り上げが伸びる可能性がある。

★デメリット
(主に海外のゲームで)Modが作れないということは、一般的に良いイメージを与えない。⇒Modありきの印象がある。
Modの導入手順がややこしい場合もあり、簡単にはできないこともあるため、敷居が高く感じる。
Modの種類によっては、法的にグレーな部分も存在する。

やはり、Modの存在が作品の評価を大きく上げることもあるので、総評すると良い面が多いです。長く一本の作品を遊ぶというのは悪いことではないですし、時としてこれまでの解釈とは異なる、目新しい作品が登場することもあります。(弊社の『PLAYISM』で販売している『Dear Esther』も、元は『Half-Life2』のModとして生まれたものですね。世に出た当初から、FPS視点でありながら全く戦闘のないゲームとして有名でした。)
 
海外ではどういった形でModが展開されているのか不明な点もありますが、国内では法的に危うい部分もあります。また、Modに対して批判的な意見を持つ企業も目立ってきていますのでModの形もこれから変わっていくかと思います。
しかし、私としてはPCゲームにおける最大の利点であるModを活かさないわけにはいかないと考えておりますのでModは“あり”としたいと思います。
ですが私が“あり”とするのは、あくまでゲームの面白さの拡張に焦点を当てたものとします。海外ならではの文化だからこそ、国内でも良い文化として取り入れられて欲しいものですので・・・。