2012年6月29日金曜日

e-sportsが日本で流行らない理由



 e-sportsが流行らない理由として、以下のものが挙げられます。
1.オンラインの敷居が高く感じる
2.ゲーム=娯楽
3.家庭用ゲームの発展
4.PCゲームの盛り上がり
これらは全てが密接に関係しているため、区分けが非常に難しいのですが、まずは個々として考えてみましょう。

1.オンラインの敷居が高く感じる
オンラインと言えば、最も容易に出来る環境はPCにあるといえます。
日本でも、オンラインのPCゲームは確かに存在しています。(MMORPGFPSなど)
ですが、これらには大きな癖があります。例えば、MMORPGの場合は強くなるまでに膨大な時間がかかってしまう、コミュニケーションを取りながらRPGをプレイするのが非常に手間といった問題があり、熱中する人は一部に留まっています。また、FPSの場合は、時間をかけたプレイヤーと初心者との腕の差が顕著に出るため、同じ武器を持って同じ戦場にいるのに何も出来ず一方的に負けるということがよく起きてしまいます。さらに、これらのゲームはPCの性能に依存する部分が多く、それなりの3D性能を持ったPCを用意する必要があります。
ゲームPCPCでゲームをするという文化が他国と比べて積極的ではない日本では、これらがオンラインゲームというものの敷居を上げてしまっているように感じます。

2.ゲーム=娯楽
海外、例えば韓国でe-sportsが積極的なのは、日本におけるスポーツと同等の感覚である部分が大きいのでしょう。日本では『ゲームは娯楽』という感覚が特に強いため、スポーツのような盛り上がりを見せてはいません。また、ゲームセンターのように対戦ゲームが盛んな場所も存在こそしているものの、多額の賞金をかけた大会はほとんどありません。
日本でも格闘ゲームが流行った時期があったことを考えるとe-sportsのような文化が形成される可能性がなかったわけではないのですが、結果として今に至ることを考えるとゲームが娯楽の域を越えることはできなかったのでしょう。

3.家庭用ゲームの発展
ゲームがあくまで娯楽の位置に留まってしまっている最大の要因は、日本では家庭用ゲームが大きく発展してしまったからではないでしょうか。今でこそ状況は変わりましたが、一昔前までは家庭用でかつインターネットを活かしたゲームは非常に少なく、出来たとしても余計にお金がかかってしまうものが多くありました。オンライン接続のできない媒体が最も盛り上がってしまったために、オンラインのプレイヤーを生み出すことが困難になってしまったのではないでしょうか。

4.PCゲームの盛り上がり
おそらく、これが最も大きな原因です。それは日本でPCゲームが流行らなかったことでしょう。これについては更に深く言及していきたいと思いますが、日本では家庭用ゲームが大きく発展してしまったがためにPCゲームは日の目を浴びることがありませんでした。
様々な要因があるかと思いますが、例えば家庭用が発展したこと、Modという文化が浸透しなかったことなどがあるのでしょう。

e-sportsができた大きなきっかけは、PCゲームによるオンライン対戦が流行したことが大きいのだと思います。逆に上記の様々な要因からPCゲーム、オンライン対戦が流行らなかった日本では、e-sportsという概念ができなかったのは必然なのかもしれません。
これらを踏まえて、次回ではさらにe-sportsに関して考えてみましょう。