2012年3月6日火曜日

謎解き


翻訳されたゲームのデバッグをしていて、たまに焦ってしまうことがあります。それは予想以上にゲーム内の謎解き(パズル)が難しかった時です。特に言語を活かしたパズルだった時、難しい以上に理解できないものになってしまいます。
もちろん販売する前に修正しますが、一つ大きな壁に当たってしまいます。それは原文で読めば分かる可能性があるのに、翻訳されたがために難易度が上がってしまい、分からなくなってしまうというものです。
なので、私がゲームの翻訳をチェックする際には、『日本語で理解できるかどうか』という点に、特に注意を払っています。例えばですが、簡単なパズルでしたら、すぐに答えを出すことができますが、これが言葉のパズルに変わると非常に難解なものになる場合があるからです。

ただ難解なだけであれば何も問題はないのですが、日本語をそこに埋め込むことができないなどで稀にある『英語でなければまず解読できないパズル』の場合、ヒントを使うなどしてゲームが進まなくなる事態を避けなければいけません。
この領域になってしまうと悩んで解決できるものではないため、いくら謎解きが好きなプレイヤーでもサジを投げざるを得ません。こういった事態に備え、翻訳の過程でどこまでができて、どこまでできないのか、しっかり考慮した上でプレイヤーにいかに分かりやすくパズルのルールを伝えられるかというのもまた翻訳者として重要だと思います。
もちろん、ゲーム翻訳者という立場上、介入してまでできることは非常に限られていますが、言語を扱うパズルだった場合、そのパズルのサジ加減を決める可能性が高いのはゲームの翻訳者です。
ゲームを最後までプレイしてもらえないことは、開発者にとって非常に悲しいことですので、まず進行を著しく阻んでしまわないよう、言語を中心としたパズルには細心の注意をして、できる限り難しすぎない難易度(元々の言語と同レベルくらいが理想・・・。)にしていきたいものです。